山本太郎 切れ捨て 何なんだ

2013年07月30日 08:25
朝日新聞 H25.7.30
違う意見を言ったら切り捨てられること、
私たちの中にもあるよね
「あ、そんなこと言ったら、避難できない人傷つくから言わないでください」と仕切る人。
そう推進派だけじゃなくて、脱原発や救援やっている身内にもいる。
言われた瞬間、のどのチャクラがしまる。
今は〆ちゃだめなの。
相手が傷ついてもいいの。傷つけようとしたのでなければ。だって相手が傷つくか、「気づく」か、わからないのに、チャンスそのものをうばって、フワフワを真綿に包んで、ごまかすのやめてよね。
そこから話し合ったり、理解しあったり、言う側に上から目線じゃなくて愛情があれば、「今」は無理でもあとでわかることもある。人の口に戸をたてることは重罪である。
週末から、北海道でも、合宿形式の保養がはじまったけれど、スタッフの寝部屋が臭い。
私が臭い臭いと騒いだら、「●●さんの、荷物、猫のおしっこがかかっているんだよね」と誰かが教えてくれた。
「●●さん、荷物臭い!からEMかけて、外にだすから」と言ったら彼女は、「へ、誰も何にも言わないのに?」
「そりゃ、遠慮して気ぃ使ってたんじゃない?●●さんは、ずっとその中にいるから匂いにマヒしちゃうけれど」
「え~気を使わせちゃった悪かったな。」と言って彼女は、いろいろ荷物をチェックして、3つぐらい、荷物を外にだしたり、処分した。
大人はね、妙な気づかいをするし、日本人は傷つきあいたくない。でも、自分だったら言ってほしい!と思うことは言う。
(相手のプライベートに踏み込まないという一線はある)
20年つきあっていても、そうやって、妙な気づかいをしたら、その場を楽しく共有できなくなる。
運動を強くするためには、小さな積み重ねが必要。
そうじゃないと外に立ち向かえない。

朝日新聞 H25.7.30