アベノミクスと竹中平蔵の首切り自由化成長戦略提言

2013年07月29日 16:09
参院選での自民党圧勝を受け、秋の臨時国会は「成長戦略実現国会」になるだろうと言われます。だが安部自民党の「成長戦略」がもたらすものは労働者間の競争の激化と低賃金・不安定雇用の拡大です。それはいっそうの格差の拡大のつながります。
話題の「限定正社員」制度も非正規雇用を正規化するものではなく、正社員の「首切り自由化」が狙いです。むしろ「正社員になりたければ」とサービス残業や長時間労働を強いるものになるのです。昨今、ユニクロやワタミなど若者を異常な働かせ方で使い潰す「ブラック企業」が社会問題化していますが、それにもかかわらず安部政権は「成長戦略」の名でいっそうの雇用破壊の道に突き進もうとしています。
この道に未来はありません。世界で一番企業が活動しやすい国ではなく、人間らしい働き甲斐のある労働が実現する国づくりこそ求められます。